吉川の神社・仏閣
定勝寺
定勝寺という寺名は、新田開発と堂宇建立に力を尽くした平本定勝の名をとったものです。境内にある銅鐘は、1669年に鋳造。
吉川周辺の歴史が刻まれた貴重な歴史資料です。また、徳川将軍家の儒学の師・林鵞峯 (春斎) の漢詩も刻まれており、県の文化財に指定されています。
密厳院
創建年代は鎌倉時代、中興開山は1439年と伝えられています。「子育て安産の地蔵尊」で知られる医王山錫杖寺密厳院の大イチョウは、高さ約30m、太さ5.34m、根回り約12mです。晩秋には関東一といわれる多くの銀杏をつけ、「子育てイチョウ」として親しまれており、県の文化財天然記念物に指定されています。
芳川神社
1187年に土着神を氏神諏訪神社として吉川氏が再興。1909年から1913年にかけて村内の34社が合祀されたことを機に、芳川神社と改めました。境内社には八坂神社、古峰神社、稲荷神社、松尾神社、芳川天満宮、水神宮八大龍王、鹿頭大明神があります。
延命寺
開山は1372年と伝えられています。1647年に徳川家より祈願所として御朱印地10石を拝領した。「武蔵国新西国三十三カ所観音」の札所一番。1446年銘の「十三仏種子板碑」と、1447年銘の「六字名号板碑」があり、吉川市指定文化財となっています。
清浄寺
創建は1261年と言われています。際手間県指定文化財の南無仏板碑があり、秩父産の青石に「南無仏」と刻まれた禅宗風の碑石で、鎌倉時代の僧、一山一寧の手によるものと言われています。鎌倉時代の六角形の塔、西念法師塔もあり、六角形の塔身の上に六角形のかさを乗せるという宝塔としては非常に珍しい形式です。